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 トップ > 創業Q&A > 質問&回答12

質問

『美容室の営業手法について』 競合店が多い中でも売り上げを上げる為にはどうすればよいのでしょうか。

回答

美容業界もとても競合店舗が多くなっている業種です。最近、美容室3店舗が並んで営業されているのを見て、ビックリしたのを覚えております。

さて、この美容室といえば、もう10年前になりますが、カリスマ美容師ブームというものがありました。カリスマ美容師のカット権なるものが流通し、一時マスコミで話題になったことを覚えておられませんでしょうか。

今はそのようなことはありませんが、それでも人気美容師は未だに多くの指名客を抱えております。

さて、今回ご紹介する美容室は中規模店です。30坪程の店舗を郊外に構え、一見すると喫茶店と間違えらえるようなオシャレな雰囲気になっています。

この店舗はとても集客に関してシステム化されております。チラシのエリア毎の配布システム、カットモデルの獲得システム、お客様紹介システム等、新規客獲得の仕組を店舗内で構築されています。

また、3回安定の法則といったように来店3回目までには細かくフォローする電話、メール、DMのアプローチをコマ目に分けられております。それも全て図と絵で書面化されています。

ここで着目したいのは、この店はすべて数字や効果を記録として残されていることです。

よって、会議や朝礼で、大体これくらいでした。まずまずでした。ちょっと多いとか、曖昧な言葉がでないようになっています。

全て何件中何件、○%等といったように具体化されているのが特徴です。前月と比べてどうか、市内の店と比べてどうか、都市部と比べてどうなのか、時系列、同業種比較を行い、常に自店の変化を評価しています。

そこで、少しでも何か変化があれば、是正を起こされます。なんだか管理管理で嫌だなあとか、思われるかもしれませんが、そうではありません。一番は、モレ・ムダ・ムリを確認し、総合バランスを見ていく姿勢をとられているということです。やはり、その根拠を持たないと適切な指示はできないので、日々そのチェックをされています。

数字で見ると変化はとても掴みやすいものです。

是非、自社の動きを計数化する習慣を付けてみてください。例えば、お客様へのキャンペーンのご紹介の件数とか、電話、メール対応の件数等とか、行動の基準設定を行っていくと、自分自身の自己マネジメント力が強化されています。

イヤイヤやるとどうしても効果は激減しますが、自分の役割を知って、小さな変化をつける癖を持ち続けられると、人生が変わるような取り組みになると思っております。 


※ビジョナリーソリューションズのメルマガ・ブログ・情報誌等で掲載されたものを編集しているため話し言葉になっていることをご了承下さい


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