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 トップ > 創業Q&A > 質問&回答22

質問

飲食店向けの活性化Q&A(10) 小規模店舗でも勝ち残れる集客の方法とは?[2]

回答

「たとえ小さな家族経営のお店でも地域密着で集客する取り組み法」
「小さな地域密着型店舗の成功事例 普通の店に鍵がある!ご夫婦で頑張る日本料理店」

皆さんのお店は普段使いされているお店でしょうか。
それとも、月に1回、あるいは季節に1回とハレの日によくご利用されるお店でしょうか。

おそらく、極端に割れることはないにしても、どちらかにお店の特性は寄っていることと思います。
もちろん、普段使いのお店だからといって激安のお昼の料理を提供されているとは思いません。
単価が1,500円から2,000円のお店でも普段使いされているお店はたくさんあります。

そこで、今回は、この普段使いされているお店で頑張っているところをご紹介したいと思います。

ある会合でお知り合いになった日本料理店のお話です。
このお店は、本当に地域密着型で経営されています。
店舗は、最寄りの駅からは歩いて30分はかかるでしょうか。
また、お店は国道沿いになく、車が1台しか通れそうにない細い道路の横にあります。
すなわち立地的には極めて悪いところです。

ただ、利点は古くからの住宅街の中にあり、車の飲酒規制が厳しくなったせいか、特に地域の方々に来店いただいております。
更に、この日本料理さんは寿司、お造りはもちろん、創作料理やお菓子等、本当にいろいろなものを提供されています。ご主人が料理好きというのもありますが。
お昼にお店にいくと、大体10名程度のお客様がおられます。

また、夜になると、座敷のテーブルが6人掛けが2つ、カウンター席が6席あります。これが埋まってしまいます。この切り盛りをご夫婦でされています。
特徴は、そこそこのものを何でもできるということです。ズバ抜けて○○が美味しいというものはありません。しかし、どれをとってしても、プロの味を感じさせられます。

つまりなにが言いたいかというと、安心して食べられるということです。

チェーン店舗のお店のニーズとしては、どこでも同じレベルでその料理が食べられるというところです。そのニーズと少し似ているのですが、何でも安心して美味しく食べられる。失敗はない。ということです。これが普段使いの基本ではないでしょうか。

お店で頼まれるものは本当にバラバラです。寿司、天ぷら、卵焼き、漬物、うどん、刺身、和菓子等、多岐にわたりますが、どれも満足のいくものです。

ご主人は、若い頃からいろいろなお店でその店の得意料理を勉強され、修行されてきたそうです。ですからどの料理も基本は徹底されています。

余った料理は、袋に詰めてお持ち帰りしていただけますし、試行中の料理を試しにふるまったり、料理の作り方まで丁寧に教えられます。 簡単な料理講座にもなってしまいます。ここも結構重要ですね。(店のロイヤリティを高めるとても良い取り組みだと思います。)

これも、レパートリーが多いのと、何よりも基本を知っておられるからこそできるのだと思います。
このような取り組みが一人一人のお客様の嗜好をとらえ、地域で馴染みをつくっているのだと思います。店内では笑顔が絶えません。地元にこういう店が有ればというお店です。

目立ったチラシや看板を出しているわけでもありません。
立地も良くありません。一見客なんて絶対に入らないと思います。
でも、十分にやっていけている方法をこのお店は実践しておられます。


※ビジョナリーソリューションズのメルマガ・ブログ・情報誌等で掲載されたものを編集しているため話し言葉になっていることをご了承下さい


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