「住宅街にある昔ながらの地域密着型の喫茶店の事例」
最近、喫茶店に入ったことがありますか。
チョットした時間が空いた時に、お友達と会話を楽しむために、或いは、定期的に行っておられる方もいるのではないでしょうか。
わたしもその地域、地域に行ったとき、昔ながらのおばちゃんがやっている古�い喫茶店に入るのが大好きです。よく駅前の商店街なんかにありますね。
メニューサンプルも何十年も変えていないのか、色が変色して埃がかぶっているところもありますね。でも、少し勇気を絞って入ってみたりします。
そして、私が大抵、注文するのはカフェオーレです。これも本当に店によって作り方がバラバラで、面白いんですね。店によって、器の形も違いますし、入れ方も違います。クッキーがついていたり、生クリームが乗っていたり、コーヒーとミルクが別々に出てきた時もあります。このような発見がとても楽しみなんです。
また、スパゲティのナポリタンもなかなか個性がありますね。
要は大切なことは独自性の持たせ方なんですね。
今回の喫茶店は、駅から遠く、幹線道路からも2つ目くらい奥に入ったとても立地的には悪いところのお店です。でも、もう既に40年も続いているというお店です。
席数はザッとカウンター10席、テーブル20席といったところでしょうか。
昼はパートさんも入れて3人ですが、通常ご夫婦2人でやられています。コーヒーはハッキリいって普通です。普通なんです。そんなにうまいというコーヒーではありません。
※旨いという評判を聞いたこともありません。
ただ、それ以外に個性があるものを出しています。それは、サンドウィッチとカレーです。
カレーは1種類、サンドは3種類ですが、これが美味しいんです。カレーはジックリ煮込んでいるのがわかります。昼の定番メニューになっています。
そして、サンドはよく店を見てみると持ち帰りが多いのに気づきます。
特徴として、お店の横にはそのお店の畑があり、そこのフレッシュ野菜を毎日とって調理につかっておられます。
一見さんはとても入りづらい店ですが、周りには会社や工場もあるので、そこのお客様が朝、昼入っておられます。
もちろん、地域には住宅も沢山あるので、地域の方がモーニングを食べにいかれております。
更に、その辺り会社の情報もよく知っておられ、店頭を掃除されている時によく挨拶されているのがわかります。なかなか喫茶店で単価を上げるのは難しい状態です。
ましてや昼のオペレーション等を考えると、軽食のメニューも時間が早いものが勝負になります。それらを考えて、単価、オペレーション、効率を考えてこのようなものになったのかなと思います。
キーワードは、喫茶店でも単品商品力の向上、掃除や挨拶などでのフレンドリーな対応のPR、地域情報のコミュニティの場といったそれ独自の機能性を発揮されています。
独自性が発揮しにくい喫茶店でも頑張っているお店はやっておられますね。
※ビジョナリーソリューションズのメルマガ・ブログ・情報誌等で掲載されたものを編集しているため話し言葉になっていることをご了承下さい
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